2018年9月29日土曜日

プログラミングワークショップを開催しました!

以下「函館市青年センター 活動日誌」より
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9月29日に、プログラミングワークショップを青年センターで開催しました。
ファシリテーターは、公立はこだて未来大学のちゃーりーです。
ワークショップには3名のこどもたちが参加してくれました。
今回は、パソコンのカメラを使って『プロジェクション・プレイ』に挑戦しました。
『プロジェクション・プレイ』とは、『Scratch』で作ったアニメーションをプロジェクターで投影し、
そのアニメーションの中に自分が入り込んでパフォーマンスを行う表現手法です。
始めにみんなでカメラの使い方を学びました。カメラに映った自分の手に反応して、アニメーションが動きます。


カメラの使い方をマスターし、さっそく作品制作の時間に入りました
それぞれどんな作品になるのでしょうか。 1時間の作品制作のあと、中間発表会をしました。
ケーキを食べて休憩したあと、さらに1時間作品を手直しし、いよいよ最終発表です。

こちらはホッケーゲーム。2人で球を弾き合いながらスコアを競います。

こちらはミュージックバンド。体を動かして、様々な楽器を演奏できます。

こちらはマジック。画面に映ったオブジェクトを消す姿は、まるで魔法使いです。

最後に振り返りをして、ワークショップは終了です。

今回のテーマは少し難易度が高いものでしたが、 皆さん工夫を凝らして面白い作品を作ってくれました。パフォーマンスするときの皆さんの笑顔が印象的でした。 これからも楽しくプログラミングに取り組んでほしいですね。ご参加いただきありがとうございました。


アルバイトスタッフ さかい
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以上

2018年9月22日土曜日

2018年度 第5回ワークショップ開催

第5回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
晴れの日が続いていた函館市ですが、この日は生憎の雨。しかし、子どもたちはいつも通り元気に参加してくれました。
今回も、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)がファシリテーターを担当しました。
いつもは、初回体験コースは黄色、表現コースは赤色の紐のネームプレートを付けてもらっています。今回は、表現コースの中でもまだプログラミングが不安な参加者には緑色の紐のネームプレートを付けてもらいました。サポートスタッフたちは、参加者ひとり一人の進度に合わせて一緒にプログラムを考える手伝いをしています。

今回ちゃーりーが用意したテーマは「たべる」でした。テーマから想像したことを子どもたちに聞くと、最初に「パックマン」という答えが返ってきました。このワークショップではゲーム性のある作品制作が人気で、テーマを示すとすぐに作りたいものを考え始める前のめりな子どもたちの姿勢がとても良いなと思いました。ちゃーりーは、前回紹介された焼肉プログラムを使って、謎のロボットメカが焼かれたお肉を食べ続けるというサンプルプログラムを見せてくれました。
自由制作時間に移ると、それぞれのイメージをどんどんプログラムにしていきます。「この動きの作り方は分かっているから、5分あれば大丈夫」と作業時間を見積もり、難しい表現に時間を割く参加者もいて、ワークショップの時間を上手く使ってくれているなぁと感心させられました。
また、このワークショップに常連の子どもたちは、参加当初に比べても相当レベルアップしていて、私たちスタッフより遥かにScratchに詳しくなっています。
「タイマー機能の変数の止め方がわからない」という参加者がいることを彼らに伝えたところ、一緒に対処法を考えてくれました。最終的には、スクリプト自体の動きを全て止めることで問題は解決し、無事に作品が完成しました。

初回体験コースでは、Scratch初心者の子どもたちを対象に、PCの操作方法やScratchの起動の方法から一緒に進めていきます。
前半では、旗を押すと猫のキャラクターが動くプログラムと、矢印キーの方向に合わせて猫が動くプログラムの2つをはらでぃと一緒に制作し、Scratchの基本を学びました。
後半は、手を叩くと猫の大きさが変わるプログラムを制作し、少し応用の動きとして自分の体を使った表現に取り組みました。
休憩時間では、新しい表現を試し始めている参加者もいて、どんな動きが実行されるのか、他の参加者と一緒に確かめていました。

会場内には「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けていて、いつでも自由に見に行くことができます。センサーを用いたシステムなどが並んでいて、Scratchを応用した表現を体験することができます。

ワークショップ終盤は、表現コースの子ども達が制作した作品をスクリーンに映しみんなに向けて発表します。前回は初回体験コースだった参加者も、スタッフの力も借りながらプログラムを完成させて、自分の作品の紹介をしました。今回初回体験コースだった子どもたちも、興味津々。次回以降は表現コースに参加して、是非新しい表現にチャレンジしてほしいと思います。

ワークショップ終了前には、シートに記入しながらその日の活動を振り返ってもらっています。

今回は最後に、9/29に青年センターで行われるちゃーりーのワークショップの紹介がありました。

次回は10/20です。約1ヶ月後の開催となりますので、お家でもどんどんプログラミングをしてみてください!
(文責:オードリー)

2018年9月15日土曜日

2018年度 第4回ワークショップ開催

第4回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
夏休みが明けて、2学期初のワークショップです。とはいえ、今日は3連休の初日。日常とはモードを変えて、学校とは異なる環境で楽しく作品に向き合う時間になりました。
今回のファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。

函館は9月に入り徐々に涼しくなってきていますが、表現コースの今回のテーマは「あつい」でした。部屋が暑い、お茶が熱い、本が厚い、どの「あつい」でも大丈夫です。「あつい」から連想して、冷たいアイスクリームでももちろんOKです。

自由制作に入る前に、ちゃーりーのサンプルプログラムを見ました。1つ目は、お肉を火で炙るプログラムです。タイミングよくクリックすると食べごろの美味しいお肉が完成しました。2つ目は、空気の粒が、陽の光で熱せられて上に昇っていくプログラムです。物理に興味がある人は、知識を活かしてプログラムを作ってみよう、ということになりました。
自由制作では、子ども達が作りたい作品をもりもり作っていきます。中には、ちゃーりーのプログラムを再現しながら、プログラムについて学ぶ参加者もいます。今回は、魚介類を鍋で煮たい参加者と一緒に、なぜ自分の制作した炎より、ちゃーりーのプログラムの炎の動きが滑らかなのか考えました。プログラムを眺めてみたところ、「〇〇色に触れる」のブロックが処理を遅くしていたことが判明!「スプライトに触れた」のブロックを使い、判定の方法を色からスプライトに変更することで滑らかに動くようになりました。

初回体験コースは、PCを触ったことがない参加者やScratch初心者の子ども達向けに、基本的な操作の確認から始めます。
前半は、猫のキャラクターを動かしてスクラッチの書き方を学んでいきました。「歩く」ブロックや回転のブロックを使って、矢印キーに合わせて猫を動かすプログラムを制作しました。
後半は、動きやペンのブロックを組み合わせて、スクラッチの機能をいくつか体験していきました。演算のブロックを使って、計算でキャラクターを大きくしました。これに音量のブロックを加えて、手を叩くとキャラクターが大きくなるプログラムを描きました。また「正方形を描く」というプログラムに、色々な書き方で挑戦しました。

会場内には今回も「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けていて、いつでも自由に見に行くことができます。参加者は作業の合間に立ち寄って、Scratchとマイクロビットを組み合わせたゲームを手に取っていました。

ワークショップの終盤では、表現コースの子ども達がそれぞれの作品を発表します。発表中は、会場にある大きなスクリーンと操作画面を中継するので、参加者全員で画面を見ることができます。
今回のテーマ「あつい」に対して、砂漠や、かき氷、歓声など、様々な発想の作品が誕生しました。中でも、ちゃーりーのサンプルプログラムでも使っていた「ものを焼く」というシチュエーションが人気で、焼き加減をタイミングよく押すゲームや、ロウソクに器用に火を付けるプログラムなどが紹介されました。魚介類を鍋で煮るプログラムは、火力も調節できるこだわりの作品になっていました。
最後に、振り返りシートを記入してワークショップは終了です。

次回は9月22日、函館市青年センターでも9月29日にワークショップが開催されます。
プログラミング月間ということで、みなさん楽しみましょう!