2017年11月19日日曜日

第6回ワークショップ 開催

Gスクエアにて第6回「はこだてプログラミングストリート2017」が開催されました。
窓の外は吹雪。しかし館内では、熱い表現活動が繰り広げられました。
会場の様子

今回のファシリテーターはちゃーりー(はこだて未来大学4年生 飯塚くん)です。まずはいつもどおり、今日初めて参加する子どもたちに向けて、パソコンとScratchの基本操作を説明するところから始まりました。
その後、今日の目標(表現の参考)として、鳥(このプログラミングワークショップのキャラクター、ピュー)が落ちてくるリンゴを時間内にたくさん食べるゲームを紹介しました。興味を持った子どもたちは、ちゃーりーの解説を聞きながら、このプログラムに挑戦しました。
鳥の「ピュー」を動かしてりんごを取るゲームを、手順を追って説明していきます

今回は説明用スクリーンの近くに初参加者の席を用意したので、少しざわざわした会場の中でも、熱心に説明を聞きながら、表現に取り組んでいたのが印象的でした。途中、参加者の保護者も子どもと一緒にScratchを始めるという場面もありました。
お父さんもかなり真剣!

 参加者の中には、スクラッチの参考書を持参してワークショップに参加する子どもたちが数名いました。参考書からやりたいことを見つけて、大学生にプログラムを質問する子や、わからない部分を参考書で調べながらプログラミングをする子など、ワークショップの時間を自分で工夫しながら参加している様子でした。
会場には参考書籍も用意しています

「プラス、マイナスってどういうこと?」

 Scratch経験者の数名は、大学生のサポートを受けながら、webカメラを使ったプログラミングに挑戦しました。制作したのは、定規をラケットに見立てたブロック崩しゲームです。
webカメラで取り込んだ映像から、4辺がマーカーで着色された定規のX軸とY軸を検知し、画面の中のボールを跳ね返します。
白い背景やスタンドライトを設置して、ラケットと背景の彩度差と明度差をはっきりとさせるなど、webカメラで値を検知しやすいように調節を行いました。

 最後は今日の振り返りをワークシートに記入して、活動を締めくくりました。
振り返りでは、今日試したことと、これから試したいことを、書いてもらっています

 解散する前に、中学生がワークショップ中に作ってくれた、webカメラを使ったブロック崩し作品の紹介をしてくれました。またちゃーりーからも、炎と水を表現したプログラムや、webカメラを使った音楽ゲームが事例として紹介され、「お家に帰って、挑戦してみよう」というメッセージとともに今回のWSは終了しました。
 次回12月のワークショップは、特別ゲストありのスペシャルバージョンです。お楽しみに。
(文責:山内雅貴)