2018年8月18日土曜日

2018年度 第3回ワークショップ開催

第3回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
今回も会場は、はこだてみらい館シアターです。お盆明けで夏休みも終了直前。当日キャンセルが3名ありましたが、参加した子ども達は楽しい時間を過ごせたと思います。
今回のファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。
「初回体験コース」では、PCを触ったことがない参加者やScratch初心者の子ども達向けに、トラックパッドの使い方やキーボードの操作の確認から始めます。その後Scratchを通して、プログラムの基本的な書き方や考え方を学びます。Scratchの様々なブロック(スクリプト)の役割を確認しながら、簡単な動きをプログラムしてみます。
まずは、「10歩あるく」「15度回る」など脳聞に関するブロックを使い、自分が繰り返し操作しなくてもPCに命令文を書いて動かすことを学びました。次に、矢印キーの向きに合わせて猫が画面の中を歩くプログラムを書きました。ここで2枚のコスチュームを切り替える「次のコスチュームにする」ブロックを使うことで、猫のキャラクターが歩いているように見せることができます。さらに今回は、「条件分岐」という考え方を学びました。「もし〜〜なら」という文を加えることで、条件に合わせてアクションするプログラムを制作することができす。猫が他のスプライトにぶつかった時に「いてっ!」と言うプログラムを作ることができました。他にも、乱数を使ってスプライトが自由に動いているように見えるプログラムなどを制作しました。
休憩時間には、表現コースの子ども達の作品を興味津々に眺めていました。会場内には「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けていて、RaspberryPiやMicrobitなどの小さなコンピュータの体験や、Scratchに関連する書籍を読むこともできます。
「表現コース」では、ちゃーりーが用意した今回のテーマ「水」に沿って自由表現を行います。「水って聞いて思い浮かべるものはー?」というちゃーりーの問いに対し、飲み物や雨、海水、水道などの答えが子ども達から返ってきました。まずは、ちゃーりーのサンプルプログラムを一緒に見ます。丸い図形を雨粒に見立てたプログラムや、水道管が破裂して水漏れするプログラム、ボールが水に沈んで気泡がぶくぶく出るプログラムなどを見て「水」のプログラムをそれぞれイメージしました。
自由制作の時間では、それぞれのイメージを形にしていきます。わからない部分は、運営側の学生や大人たちがサポートしながら一緒に作ります。今回は学生と一緒に、クローンと変数のブロックを使って、双方向に広がるきれいな水しぶきを実現できた参加者がいました。
ワークショップの終盤では、表現コースの子ども達にそれぞれの作品を発表してもらいます。水に関連している部分の説明を交えて、作品の操作方法や世界観を紹介してもらいました。会場にある大きなスクリーンと中継していて、参加者全員で画面を見ることができます。今回は、海と魚をテーマにしたゲームや、2人で対戦できるシューティングゲーム、水道のアニメーションなど、色々な水の解釈のプログラムがありました。このワークショップでは、最後まで完成していなくても、次回の目標として発表できます。また、それぞれの作品にはちゃーりーが一言コメントをしてくれました。
最後は、振り返りシートを記入してワークショップ終了です。振り返りシートには、それぞれの振り返りとして、今日の活動内容と気づいたこと、次に取り組んでみたいことを記入してもらっています。

夏休みも終わって2学期が始まりますが、9月は、はこだてみらい館での2回(9/15、9/22)の他、十字屋食料品店(9/9)、函館市青年センター(9/29)でもプログラミングワークショップが開催されます。秋が近づいても、プログラミングの学びは熱い!
文責:オードリー

2018年8月11日土曜日

2018年度 第2回ワークショップ開催

はこだてみらい館シアターにて、第2回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
今年度のワークショップでは、昨年度のような自由な表現活動を行うための導入として初回体験者の枠を設け、未経験者にプログラミングの面白さを知ってもらう機会を増やそうという取り組みを行っています。そして今回さっそく、前回の初回体験コースを経て、表現コースに参加してくれた子どもたちがいます。
会場では2つのコースがひとつの空間で同時に開催されるため、初めてプログラムに触れる子供たちにも、同年代の子供たちが自由に表現する様子が見えるようになっています。その姿が良い刺激になっていれば嬉しいです。
また、会場内には「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けています。RaspberryPiやMicrobitなどの小さなコンピュータとセンサーを使ってどのようなことができるのかを、体験することができます。

今回のファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。
「初回体験コース」では、Scratch初心者の子どもたち向けに、PCの操作方法やScratchの起動の方法から一緒に始めます。今回は、Scratchの基本的な書き方や考え方をメインに、矢印キーの向きに合わせて猫のキャラクターが画面の中を歩くプログラムを書きました。猫が動かなかったり、ひっくり返ってしまったり、プログラムを書いていると様々な挙動があります。これらを少しずつ試したり修正したりしながら、画面の操作方法やスクリプト(ブロック)の組み方の感触をつかんでいきます。今回はさらに、音量に応じて猫の大きさが変わるプログラムや、ペンを使った表現などを体験しました。

表現コースでは、ちゃーりーが用意した今回のテーマ「投げる」を元に、自由表現を行いました。子ども達は、砲丸投げや槍投げ、ゴミを「なげる」などを連想していました。まずはちゃーりーが制作したサンプルプログラムをみんなで一緒に見ます。猫がボールを横にまっすぐ投げるプログラムや、放物線に描きながら落ちていくプログラムなど、いくつかのボールの動きを実現していました。今回は、ちゃーりーから単純な図形のスプライトをもらいましたが、「図形の使い方に悩むくらいなら、好きなキャラクターで進めてみよう!」という方針で、制作時間のスタートです。
中には、ちゃーりーのプログラムを自分で再現しようとする参加者もいて、ボールの放物線の軌跡の表現に頭を悩ませていました。放物線は、ボールの向きを変えながら「10歩進む」の繰り返しで表現することができます。ちゃーりーから表現の方法を伝授された参加者は「ああ〜〜!」と納得した様子で、プログラミングを再開していました。
ワークショップ終盤は、表現コースの子どもたちが自分の作品をみんなに向けて発表しました。今回は参加者全員が発表者の周りに集まり、作品の操作方法やポイントなど聞きました。ぎゅうぎゅうのギャラリーからは、「面白そう」「それはいいアイデア」など、お互いの発表を楽しんでいるコメントが聞こえてきました。
最後は、それぞれの気づきや次回やってみたいことをシートに記入して、ワークショップは終了です。

夏のワークショップはまだまだ続きます!次回もお楽しみに。
文責:オードリー