2019年3月9日土曜日

2018年度 第12回ワークショップ開催

第12回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
今回が、今年度最後のワークショップとなります。とはいえ、特別なセレモニーやイベントは行わず、参加者にとってはいつも通り、楽しい時間を感じられる場になるよう心がけました。

今回もファシリテーターは、はらでぃ(原田先生)が初回体験コースを、ちゃーりー(飯塚くん)が表現コースの担当です。

表現コースの「今日のテーマ」は「さく」です。
函館は雪もだいぶ溶けて、春の気配が感じられるようになりました。そこから発想して、「花が咲く」の「さく」をお題にしたわけです。しかし準備段階では、スタッフの間でも「『サク』ちょっと難しくない?」という意見もありました。

そこでちゃーりーは、少しでもアイデアのきっかけになればと、様々な「さく」を作品中に散りばめた傑作(けっさく)サンプルを用意してくれました。桜、咲く、策、サキイカ、サクサク・・・。
この桜の木のスプライトは前回(第11回)の「あげる」で使った木のスプライトを応用したもの。ペンの機能を使って木の絵を自動的に描き上げるという点は一緒ですが、前回は一本の木を幹も枝も葉も一気に描き上げてしまっています。今回は枯れ木に徐々に花が咲いていくという演出が必要で、そのためには枯れ木と同じ位置に同じ形の木を描く必要がありました。そのために今回のプログラムでは最初にどの角度にどのような枝や葉を付けたのかをすべて記録しています。
サンプル紹介のあとは、自由制作開始です。「サク」は意外と難易度が高く、みんな試行サク誤を繰り返しながらサク品を形作って行きました。

初回体験コースは今回、欠席者もあって参加者1名・・・。そこで、せっかくの機会!と、お父さんにも受講生として参加していただきました。さらに、Scratch経験の少ないスタッフも2名、受講者と保護者それぞれについて、はらでぃ+4人で進めることに。2人ペアで相談しながら進めることができ、いつも以上に濃厚な活動時間となりました。
前半はScratchの基本操作の説明から始まり、スクラッチキャットを自動的に動かす→矢印キーで動かす、という体験をしました。
ここで一旦休憩。親子でデバイス体験コーナーのデモや表現コースの参加者の活動の様子をじっくり味わっていただきました。
後半は、繰り返しや条件分岐、複数のスプライト(画面上に表示される要素)の扱い、ペンツールなど、自分で作品を作る時に手がかりとなる表現方法を紹介し、体験してもらいました。

ワークショップの終盤は、表現コース参加者の作品発表会です。
今回も面白い表現がたくさん生まれました。

最後に振り返りシートを記入して、本日も無事終了。これをもって今年度のプログラミングストリートも完了です。
次の機会にまたお会いしましょう。