2018年7月26日木曜日

Scratch@MIT 2018 参加

Scratch conferenceはMITメディアラボが隔年で主催するイベントです。
今年度は7月26日から28日の3日間のスケジュールで開催されいました。
https://scratch.mit.edu/conference

函館プログラミングストリートを運営している公立はこだて未来大学 原田泰ラボもこのイベントに参加しました。今回はワークショップ枠でのエントリーです。
Scratch de Ogiri: Projection Play Using Scratch


2018年7月14日土曜日

2018年度 第1回ワークショップ開催

第1回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。

●開催にあたり
今年度は新たな試みがいくつかあります。
まず会場がGスクエアからはこだてみらい館(シアター)に移されたこと。Gスクエアではオープンな空間を活かし、周囲から見える活動を設計しました。スペースを利用する他の人々にも子供たちの活躍を知ってもらうためです。しかし今年度は、正反対とも言えるはこだてみらい館シアターというホール型の閉じた空間が会場です。ここを活用するにあたり、音を出したり、動き回ったり、といった自由度の高い活動をしながら、「プログラミングを一緒にやっている!」という一体感を演出できればと考えています。

もう一つの試みは、初回体験者の枠(表現体験コース)を設けることで、未経験者に優先的に機会を提供するしくみを取り入れたことです。これによって中・上級者の枠が減ったともいえますが、彼らに向けては今後、青年センターでのプログラミングワークショップの開催や、函館で開催される様々なハッカソンへの参加を促す予定です。

さらに、会場の脇に「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けました。今日の活動のその先、を意識してもらうため、RaspberryPiやMicrobitなどの小さなコンピュータのデモや、Scratchプログラミングの関連書籍を気軽に手に取れるスペースです。
WSスタッフの菅原さんが手作りの説明資料まで用意してくれました
会場が変わり、応募方法も少々繁雑になりましたが、なんとか初回ワークショップの日を迎えることができました。はこだてみらい館のシアターで、2つのコースが同時開催です。
全体に向けて開催の挨拶
今回のファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。

●活動開始
「初回体験コース」では、Scratch初心者の子どもたちがPCの操作方法やScratchの起動の方法から一緒に始めます。今回は、Scratchの基本的な書き方や、考え方を学びました。
初回体験コース
まず、矢印キーの向きに合わせて、猫のキャラクターが画面の中を歩くプログラムを書きます。途中でわからなくなってしまった子どもたちは、運営側の学生たちがサポートして、プログラムを完成させました。
さらに、猫が別のスプライトに当たると「hello」と喋るプログラムや、「ペン」機能の使い方などを一緒に学びました。
複雑そうに見えるScratchのゲームも、今回学んだことを組み合わせたり、応用して作られています。

表現コースでは、ちゃーりーが用意したテーマ「とぶ」を元に、自由表現を行います。
表現コース 今日のお題は「とぶ」
ちゃーりーが、「とぶ」から連想したものを子どもたちに尋ねると活発に手が挙がり、飛行機、ゲームのキャラクター、鳥、バッタなど、様々な答えが出ました。
今回は猫のキャラクターではなく、図形のスプライトを使用して表現します。「全然わかんないよ〜」という子どもたちは、序盤でちゃーりーが見せた、「ピュー」という鳥のキャラクターが飛ぶ表現に取り組みます。
キビタキの「ぴゅー」は素材としてあらかじめ用意されています
表現コースには昨年から続けて参加している子どもたちも多く、隣の席同士で教えあったり、作品を見せ合う姿が見られました。
隣同士の間隔が狭いのが功を奏したのかも
ちゃーりーの近くにPCを持って行き、積極的にプログラムを学ぶ参加者もいました。
シアターの中では移動も自由です
Scratch上級者向けの特設スペースのように見え、会場が変化していくのが面白いと感じました。

ワークショップ終盤は、表現コースの子どもたち一人ひとりが制作した作品をスクリーンに映して、会場全体で共有しました。子どもたちはそれぞれの伝え方で、作品の操作方法やポイントなど発表しました。初回体験コースの子どもたちもスクリーンの方に体を向けていて、時折、会場からは歓声や笑い声があがりました。
大スクリーンに映される作品には、初回体験コースの子供達も興味津々です
最後は、それぞれの気づきを振り返りシートに記入して終了です。
参加者自身の振り返りのための時間です
このワークショップは全12回を予定しています。昨年はたくさんの子どもたちが参加し、運営側にとっても有意義な活動となりました。今年度も、みなさまのご参加をお待ちしております!
(文責:オードリー)

2018年7月11日水曜日

会場設営の準備

はこだてみらい館で、机の配置の検討と、ノートパソコンの動作確認をおこなってきました。
今年度は、会場を二つに分割し、「初回体験コース」と「表現コース」を並行して実施します。これは、募集人数が30名と限られている中で、できるだけ間口を広げるための苦肉の策です。 初回体験コースは講義形式で、とにかく一度、Scratchの一通りの機能に触れてみようという趣旨です。
表現コースは昨年来の、自由表現体験。
なんとかうまく回りますように・・・。