今回もいつものように、まずScratchを初めて使う参加者と一緒に、Scratchの基本操作の確認を行いました。その間、すでにScratchをある程度操作できる子どもたちは、それぞれの興味に従って表現活動を進めることになります。
基本編が終了したところで、今回は子どもたちがやってみたくなるようなテーマを作例として示すことにしました。今回のテーマは「接触判定」です。「ピュー」というキビタキのキャラクターを動かしながら、2つのスプライトがぶつかった時にイベントが起きるプログラムに挑戦してみようと提案しました。
まず、スプライトの動きの練習です。キャラクター「ピュー」にペンツールを組み込んで、丸型、四角型の軌跡を描くプログラムを制作しました。次に、ピューのスプライトがマウスカーソルを追いかけるようなプログラムを考えてみました。「◯歩 進む」「マウスポインターへ向ける」ブロックを組み合わせると、ピューの動きをマウスカーソルに向けることができます。
ピューを動かせるようになったら、別のスプライトをステージ上に新しく配置します。リンゴなどのスプライトにピューが触れた時に「おいしい!」というプログラムを組み立てました。
ここで、ガイド役から簡単なゲームづくりの提案がありました。落ちてくるリンゴにコンが当たらないように、ピューがリンゴを食べてコンを助けるゲームです。ガイド役からの説明を参考にしながら、スプライトを使ったゲームを制作に挑戦した子どももいます。キャラクター「コン」のスプライトもステージ上に新たに配置して、ゲームの形を作っていきました。
最後は参加者全員で、他の子どもたちの制作した作品を見てまわり、今日の活動の振り返りを行いました。
今回は、スタッフの人数も少し多めで、子どもたちと共にプログラムを制作していた点が良かったと思います。
全10回を予定しているこのワークショップは、残り5回となりました。次回もお楽しみに。
(文責:山内雅貴)