第11回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
ファシリテーターはいつものように、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。
今回のテーマは「あげる」です。
上げる、揚げる、挙げるなど色々ありますね。ちゃーりーのサンプルプログラムは、木に水を「あげる」、リンゴの入ったボウルを持ち「上げる」、リンゴを「揚げる」、美味しいリンゴをみんなにも「あげる」・・・などの盛りだくさんな作品でした。
このサンプルプログラムでは、「再帰」という考え方を使っています。「木の枝」というブロックを定義して呼び出し、旗を押すたびに木の形が変化するという部分がちゃーりーのこだわりポイントとのこと。
サンプルプログラムを見たあとは、表現コースの自由制作開始です。運営スタッフたちと一緒に、それぞれの作品を仕上げていきます。
この参加者は「あげる」というお題から、キャラクターを操作して上にあがっていくゲームを作ろうとしています。
第10回のテーマ「まく」でも、たくさんの子ども達が放物線の表現に挑戦していました。
ジャンプと左右の移動を組み合わせた動きを実現できると、一気にアクションゲームらしさが出ますね。
それから今回は、「プログラムが動くはずなのに動かない…」と、運営チームのお兄さんお姉さんもお手上げの場面が2回ありました。原因はどちらも、数字の入力が全角だったからです!うっかりミスはプログラミングあるあるですね。「なぜか動かない!」そんな時は、焦らずに端から順番に一つひとつ読み返すことがポイントです。
初回体験コースはまずPCやマウスの使い方とScratchの簡単な説明から学んでいきます。今回もScratchの公式webサイトを使って、投稿されている作品を見ながらScratchについて紹介しました。
前半は、「Scratchキャット」というキャラクターの動きを色々と試します。移動やアニメーションが、コンピューターへの命令としてどう表現されるのか、といったプログラムの基本的な考え方を学びます。旗が押されたらネコが回りつづけるプログラムや、コスチュームを入れ替えてネコが歩き続けるプログラム、キーボードの矢印の向きに合わせてネコを動かすプログラムなどをつくりました。
途中で10分休憩を挟みましたが、子どもたちは夢中で自分のプログラムを制作していました!
後半は、Scratchのペンツールを使って自分の軌跡を描くプログラムを制作しました。
会場では、「デバイス・書籍紹介コーナー」でじんさん(菅原さん)がセンサーなどの紹介をしてくれます。休憩時間やワークショップ終了後に子どもたちが熱心に説明を聞いています。
活動の最後には、表現コースの子どもたちから、自分の作品の発表をしてもらいます。
ボールを蹴り上げるプログラム、ドーナツを揚げるプログラム、花火を打ち上げるプログラムなど、それぞれの作品を操作しながら紹介してくれました。
発表会の後は、個別に振り返りシートを記入してもらい、ワークショップは終了です。
次回のワークショップは最終回!3/9(土)に開催されます。お楽しみに。