2018年9月15日土曜日

2018年度 第4回ワークショップ開催

第4回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
夏休みが明けて、2学期初のワークショップです。とはいえ、今日は3連休の初日。日常とはモードを変えて、学校とは異なる環境で楽しく作品に向き合う時間になりました。
今回のファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。

函館は9月に入り徐々に涼しくなってきていますが、表現コースの今回のテーマは「あつい」でした。部屋が暑い、お茶が熱い、本が厚い、どの「あつい」でも大丈夫です。「あつい」から連想して、冷たいアイスクリームでももちろんOKです。

自由制作に入る前に、ちゃーりーのサンプルプログラムを見ました。1つ目は、お肉を火で炙るプログラムです。タイミングよくクリックすると食べごろの美味しいお肉が完成しました。2つ目は、空気の粒が、陽の光で熱せられて上に昇っていくプログラムです。物理に興味がある人は、知識を活かしてプログラムを作ってみよう、ということになりました。
自由制作では、子ども達が作りたい作品をもりもり作っていきます。中には、ちゃーりーのプログラムを再現しながら、プログラムについて学ぶ参加者もいます。今回は、魚介類を鍋で煮たい参加者と一緒に、なぜ自分の制作した炎より、ちゃーりーのプログラムの炎の動きが滑らかなのか考えました。プログラムを眺めてみたところ、「〇〇色に触れる」のブロックが処理を遅くしていたことが判明!「スプライトに触れた」のブロックを使い、判定の方法を色からスプライトに変更することで滑らかに動くようになりました。

初回体験コースは、PCを触ったことがない参加者やScratch初心者の子ども達向けに、基本的な操作の確認から始めます。
前半は、猫のキャラクターを動かしてスクラッチの書き方を学んでいきました。「歩く」ブロックや回転のブロックを使って、矢印キーに合わせて猫を動かすプログラムを制作しました。
後半は、動きやペンのブロックを組み合わせて、スクラッチの機能をいくつか体験していきました。演算のブロックを使って、計算でキャラクターを大きくしました。これに音量のブロックを加えて、手を叩くとキャラクターが大きくなるプログラムを描きました。また「正方形を描く」というプログラムに、色々な書き方で挑戦しました。

会場内には今回も「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けていて、いつでも自由に見に行くことができます。参加者は作業の合間に立ち寄って、Scratchとマイクロビットを組み合わせたゲームを手に取っていました。

ワークショップの終盤では、表現コースの子ども達がそれぞれの作品を発表します。発表中は、会場にある大きなスクリーンと操作画面を中継するので、参加者全員で画面を見ることができます。
今回のテーマ「あつい」に対して、砂漠や、かき氷、歓声など、様々な発想の作品が誕生しました。中でも、ちゃーりーのサンプルプログラムでも使っていた「ものを焼く」というシチュエーションが人気で、焼き加減をタイミングよく押すゲームや、ロウソクに器用に火を付けるプログラムなどが紹介されました。魚介類を鍋で煮るプログラムは、火力も調節できるこだわりの作品になっていました。
最後に、振り返りシートを記入してワークショップは終了です。

次回は9月22日、函館市青年センターでも9月29日にワークショップが開催されます。
プログラミング月間ということで、みなさん楽しみましょう!