第5回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
晴れの日が続いていた函館市ですが、この日は生憎の雨。しかし、子どもたちはいつも通り元気に参加してくれました。
今回も、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)がファシリテーターを担当しました。
いつもは、初回体験コースは黄色、表現コースは赤色の紐のネームプレートを付けてもらっています。今回は、表現コースの中でもまだプログラミングが不安な参加者には緑色の紐のネームプレートを付けてもらいました。サポートスタッフたちは、参加者ひとり一人の進度に合わせて一緒にプログラムを考える手伝いをしています。
今回ちゃーりーが用意したテーマは「たべる」でした。テーマから想像したことを子どもたちに聞くと、最初に「パックマン」という答えが返ってきました。このワークショップではゲーム性のある作品制作が人気で、テーマを示すとすぐに作りたいものを考え始める前のめりな子どもたちの姿勢がとても良いなと思いました。ちゃーりーは、前回紹介された焼肉プログラムを使って、謎のロボットメカが焼かれたお肉を食べ続けるというサンプルプログラムを見せてくれました。
自由制作時間に移ると、それぞれのイメージをどんどんプログラムにしていきます。「この動きの作り方は分かっているから、5分あれば大丈夫」と作業時間を見積もり、難しい表現に時間を割く参加者もいて、ワークショップの時間を上手く使ってくれているなぁと感心させられました。
また、このワークショップに常連の子どもたちは、参加当初に比べても相当レベルアップしていて、私たちスタッフより遥かにScratchに詳しくなっています。
「タイマー機能の変数の止め方がわからない」という参加者がいることを彼らに伝えたところ、一緒に対処法を考えてくれました。最終的には、スクリプト自体の動きを全て止めることで問題は解決し、無事に作品が完成しました。
初回体験コースでは、Scratch初心者の子どもたちを対象に、PCの操作方法やScratchの起動の方法から一緒に進めていきます。
前半では、旗を押すと猫のキャラクターが動くプログラムと、矢印キーの方向に合わせて猫が動くプログラムの2つをはらでぃと一緒に制作し、Scratchの基本を学びました。
後半は、手を叩くと猫の大きさが変わるプログラムを制作し、少し応用の動きとして自分の体を使った表現に取り組みました。
休憩時間では、新しい表現を試し始めている参加者もいて、どんな動きが実行されるのか、他の参加者と一緒に確かめていました。
会場内には「デバイス・書籍紹介コーナー」を設けていて、いつでも自由に見に行くことができます。センサーを用いたシステムなどが並んでいて、Scratchを応用した表現を体験することができます。
ワークショップ終盤は、表現コースの子ども達が制作した作品をスクリーンに映しみんなに向けて発表します。前回は初回体験コースだった参加者も、スタッフの力も借りながらプログラムを完成させて、自分の作品の紹介をしました。今回初回体験コースだった子どもたちも、興味津々。次回以降は表現コースに参加して、是非新しい表現にチャレンジしてほしいと思います。
ワークショップ終了前には、シートに記入しながらその日の活動を振り返ってもらっています。
今回は最後に、9/29に青年センターで行われるちゃーりーのワークショップの紹介がありました。
次回は10/20です。約1ヶ月後の開催となりますので、お家でもどんどんプログラミングをしてみてください!
(文責:オードリー)