2018年10月20日土曜日

2018年度 第6回ワークショップ開催

第6回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。
朝と夜は冷えるようになってきて、本格的に秋が始まったなと感じます。文化の秋、学びの秋、プログラミングの秋・・・ということで、子どもたちは元気に参加してくれました。
ファシリテーターは、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。

このワークショップでは、作品制作のためのテーマを毎回用意しています。子ども達がそれぞれの解釈で様々な発想ができるように、できるだけ意味の広い「お題」を選んでいるのですが、ワークショップ6回目ともなるとテーマ選びに少々苦戦しました。
今回ちゃーりーが用意したテーマは「とる」です。収穫の秋・・・が発想の元ですが、取る、撮る、摂る、獲る、盗る、など日本語の「とる」には沢山意味がありますね。
ちゃーりーが用意したサンプルプログラム「丁度良いタイミングで収穫するゲーム」を見たら、表現コースの自由制作時間開始です。ちゃーりーのサンプルプログラムは毎回人気で、プログラムを再現しながら学ぶ参加者もいます。また、前回初回体験コースだった参加者も、運営側の大人たちと一緒にプログラムを学び、作品完成まで仕上げていきます。


今回の初回体験コースは、参加者10名のうちほとんどがScratch初体験の子どもたちでした。初回体験コースでは、PCの操作に慣れていない子どもたちと一緒に、PCの基本的な操作やScratch内のルールを知るところから始まります。とはいえ、目の前に初めて触るScratchがあるため、「早く操作したい!」という雰囲気でみんなそわそわしていました。
前半では、旗を押すと猫のキャラクターが動くプログラムと、キーボードの右左の矢印の向きに合わせてネコが動くプログラムを作りました。休憩時間には「デバイス・書籍紹介コーナー」に子どもたちが集まり、小さなコンピューターに興味を示していました。
他のワークショップで同年代の参加者が制作したプログラムも展示していて、Scratchとセンサーを組み合わせた黒板消しのゲームを熱心に観察していました。休憩後は、前半で作った矢印キーで動くプログラムを改造して、2つのキャラクターがぶつかった時にイベントが発生するという少し複雑なプログラムにも挑戦しました。

ワークショップの終盤では、表現コースの子ども達の作品を大きなスクリーンに写しながら、一人一人に発表してもらいます。出てくるフルーツをゲットするゲーム、ケーキを探すブロック崩しゲーム、ハエトリゲームなど、それぞれの作品を操作しながら紹介してくれました。
ブロック崩しゲームを作りたくて、クローンの扱いに頭を悩ませていた参加者は、運営スタッフの学生と一緒に考えることで、無事にブロックをきれいな横並びに配置できました。
何を盗まれたか当てるゲームは、ストーリーがしっかりしていて会場のみんなが見入っていました。
中には、発表途中で異変に気付いてデバッグする参加者もいて、スピーディな対応に運営スタッフたちもびっくりでした。

最後に振り返りシートを記入してもらい、ワークショップは終了です。


次回は11/17です。全12回を予定しているWSも、いよいよ後半戦に入ります!お楽しみに。
(文責:オードリー)