2018年11月17日土曜日

2018年度 第7回ワークショップ開催

第7回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が開催されました。全12回のWSの後半戦に入りました。
ファシリテーターはいつものように、初回体験コースをはらでぃ(原田先生)、表現コースをちゃーりー(飯塚くん)が担当しました。

今回ちゃーりーが用意したテーマは「のる」です。車に乗る、雑誌に載る、リズムにノる、など面白い動きを作れそうなお題ですね。ちゃーりーが用意したサンプルプログラムは、動く足場に乗るプログラムと、タイミングに合わせてキーボードを押してリズムにノるプログラムの二つでした。
表現コースは、ちゃーりーのサンプルプログラムを見た後すぐ、自由制作時間に入ります。運営チームのお兄さんお姉さんと一緒に、アイデアを考えたり、ちゃーりーのプログラムを自分で作ったりしながら、それぞれの作品を仕上げていきます。
「のる」というテーマから、「ふわふわ動く絨毯に乗るプログラムを作りたい」という参加者がいました。「ふわふわ」の動きはどうやって作るのでしょうか?試行錯誤しながら、サポーターの大学生と一緒に作っていきました。まず、絨毯の進む方向の角度を「乱数」へ向けたところ、絨毯がひっくり返ってしまいました。次に、角度に「-90から180」と数字を入れたところ、荒ぶる絨毯になりましたが、少しずつ角度の値の幅を狭くしていくことで滑らかな動きの絨毯になりました。

プログラムは、「書く」→「動きを確かめる」の繰り返しが必要です。
運営チームと一緒に作品を作ることで、根気強くプログラミングすることを楽しんでもらえたら嬉しいな、と思いました。


初回体験コースは、前半、小休憩、後半に分けてPCの基本的な操作から学んでいきます。
前半は、PCの操作、Scratchの基本的な考え方を学んだ後、キーボードの右左の矢印の向きに合わせてネコが動くプログラムを作りました。
休憩時間には、「デバイス・書籍紹介コーナー」でじんさん(菅原さん)にセンサーなどの紹介をしてもらい、集まった子どもたちは説明を熱心に聞いていました。
後半は、プログラムによる自動的な動きと組み合わせて、ゲームのような動きを作っていきます。自由に動くバナナのスプライトを一つ増やし、猫のスプライトに「もし〜〜なら」の条件分岐のブロックを入れました。猫のスプライトに、バナナに触れた時の動きをつけたら、バナナから逃げる猫のゲームの完成です。

活動の最後には、表現コースの子どもたちから、自分の作品の発表をしてもらいます。
馬に乗って進むゲーム、やじろべいにボールを乗せるゲームなど、それぞれの作品を操作しながら紹介してくれました。何度も参加してくれている子どもたちは、こだわりたいポイントが見えてきて、私たちも毎回の変化や成長に驚きです。
発表会の後は、個別に振り返りシートを記入してもらい、ワークショップは終了です。

帰り際に参加者の1人が、別の参加者の作品を見に行っていました。作品発表の時に、スクロールし続ける背景の仕組みが気になったらしく、作り方を教わりに来たのです。
作った子も嬉しそうに説明していました。別れ際に、教わったプログラムの写真を撮るようにお母さんにお願いしていて、子どもたちに期待している振る舞いの瞬間を見ることができて運営チームも嬉しくなりました。

次回12/15,16のワークショップはゲスト講師も来る特別編です!お楽しみに。
 (文責:オードリー)