会場は、はこだてみらい館のテラスです。明るい日差しと壁のない空間で、賑やかなWSになりました。
今回からは、リリースされたばかりのScratch3.0を使っていきます。2.0から3.0へバージョンアップしましたが、これまで挑戦してきたプログラミングの考え方自体は変わりません。
しかし、2.0とは操作が異なる箇所がいくつかあるので、ちゃーりーと一緒にみんなで確認をしました。
まず、いままであった「音」「ビデオ」「ペン」などのブロックが拡張機能の中に移動しました。
追加された機能として、インターネットに繋ぐと色々な国の言語を話したり、翻訳してくれたりします。コスチュームや音の数も増えて、楽しめるポイントが増えているようです。
それから大切なのが、保存の方法です。Scratch3.0は「上書き保存」がないので、その都度「置き換えて保存」をしなければいけません。
見た目や配置も変更しましたが、使いながら慣れていきましょう!
サンプルプログラムを見たあとは、表現コースの自由制作開始です。
今回はサンプルで紹介したような「撒く」動きが人気でした。
「豆を撒く人」を頭に思い浮かべると単純な動きのような気がしますが、豆一つを取っても、実は沢山の要素を持っています。
また、クローンとランダムな加速度を組み合わせて、バラバラに落下していく動きを作りました。
始めは「10歩進む」「壁についたら跳ね返る」「向き」などのブロックを使って、猫のキャラクター「スクラッチキャット」が画面の中で動くようにしました。
次は、スクラッチキャットをキーボードの十字キーから操作できるように作り変えていきます。このように、プログラムをいろいろ変更しながら、思い通りに動きを表現していく過程も、初回体験コースの大切なステップです。
さらに別のスプライトを読み込み、「制御」の中の「ずっと」のブロックを使ってこのスプライトが画面の中を動き続けるプログラムを加えました。これで、ゲームなどで用いられるような、何かを捕まえたり何かから逃げたりといった、動きの基本を表現できたことになります。
今回は録音の機能を組み合わせて、猫とキャラクターがぶつかると「いて!」という自分の声が鳴る表現も体験しました。
WSの終盤は、表現コースの子どもたちの作品をスクリーンに写してみんなで鑑賞します。
このWSは、「大喜利」のようにテーマに対して作品を制作してもらうかたちで進めているのですが、みんなそのコツがだんだん分かってきたようです。
初回コースも、自宅に帰ってからいろいろ調べたり、Scratchギャラリーの作品をみたりリミックスしたりすることで今後の発展に繋がると思います。
次回のワークショップは2/16(土)です。
風邪が流行っていますが、体調に気をつけて元気に参加してほしいと思います。
次回もお楽しみに!
(文責:オードリー)