
◎表現コース
◯テーマの説明・サンプル紹介
今回のテーマは「つながる」です。


画面上に表示された点をマウスクリックで結んで図形を描いていきます。点と点を直線で結べるようにペンツールの使い方を工夫しています。少し複雑なプログラムになっていますが、興味を持ったらチャレンジしてみてください。

蛇のようなキャラクターが、丸い物体を食べると体の一部になって、どんどん体が繋がっていくゲームです。別々のスプライトを連動して動かすことで、1つの生き物のように表現しています。自分の体を食べてしまうとゲームオーバーで、体をどれだけ長く繋げられるかを競う単純なゲームですが、結構難しいので是非やってみてください。

右から次々と丸い物体が動いてきて、左側の円に重なったタイミングでキーボードを押します。連続でタイミングよく押せた回数(コンボ)をつなげて、高得点を目指すリズムゲームです。

Scratchを使って、自分でスクラッチのようなブロックを作り、線でつなげることでプログラミングします。Scratchは、このようなプログラミングするためのプログラムをすることもできます。
○自由制作
サンプルを見てもらった後はすぐに自由制作タイムに移ります。わからないことや困ったことがあったら、大学生のサポートスタッフが駆けつけ、一緒に解決策を考えます。今回の参加者の作品の一部を紹介しましょう。


◎デバイス体験ラボ



◎初回体験コース

◎成果発表会

◎振り返り

今回で通常バージョンの「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」は最終回です。残りの2回は、スペシャルゲストをお迎えする特別バージョンのワークショップです。お楽しみに!
【ちゃーりーからのコメント】
今回のテーマは「つながる」でした。回路が繋がるというような物理的な特性から、プログラム同士がメッセージを送信しあって繋がる、ネットワークを通じて他のコンピュータと繋がる、などコンピュータの特性に沿ったテーマになっています。
サンプルの一つである「Node Sound」はプログラムにおける処理のまとまり=関数を一つのノード(点のこと。サンプルのプログラムではブロックのような見た目で表現している)としてあらわし、Scratchの実行画面上でその実行順や組み合わせを編集できるプログラムとなっています。つまり、Scratch上でScratchのようなプログラミング言語のベースを作り上げることに挑戦したサンプルです。このサンプルではノード同士を線で繋ぐことで命令が伝わっていくようになっています。「星つなぎ」は基本に立ち返るような点と点を線でつなぐプログラムですが、綺麗な直線が引けるよう毎回線を再描画する工夫をしています。「Snake Game」はその名の通り、よくある基本的なスネークゲームです。餌を取るとそれが蛇の体に繋がり体が伸びます。「コンボ!」はちょっぴり視点を変えてゲームのコンボが「つながる」様子を音楽ゲーム風に再現してみました。
表現コース、デバイス体験ラボの自由制作では、回路をペンで描いて繋げると豆電球が光る、磁石のN極S極が引き合い繋がるといった科学的なテーマの作品から、一筆書きゲームやバラバラになったものを繋げるアニメーションなどバラエティに飛んだ作品が作られました。
プログラミングを使って作品を作ることは、コンピュータについてより理解することに繋がっていきます。コンピュータについて深く理解することは、コンピュータを使った表現の可能性を広げることに繋がっていきます。作って使って人に見せ、何か分かったらまた作る。この連鎖がモノづくりの学びの基本であり、コンピュータへの理解の近道なのです。
【じんさんから:デバイスの紹介】
ハードウェア環境 MacbookAir MacBookPro、DFrobot Micro:Maqueen(V3.0)
ソフトウェア環境 Scratch3.0 Custom (Scratch2maqueen) (オンライン)
※ハンディLEDライト、磁石