
◎表現コース
◯テーマの説明・サンプル紹介


「揃っている」状態にはどんなものがあるか想像しやすいように、様々な「揃える」で単純な図形を配置するサンプルを作ってきました。向きを揃える、位置(x座標、y座標)を揃える、大きさを揃える、間隔を揃えるなど「何を」揃えるかで各要素の位置関係が変化していきます。中心に揃える、上に揃える、下に揃えるなど「どこに」揃えるかも設定可能です。

トランプを揃えるゲームとして、皆さんもきっとやったことのある神経衰弱ゲームをScratchで作ってみました。トランプの枚数やプレイヤーの人数を指定することもできます。トランプを並べるアニメーションやプレイヤーの切り替え方などにもこだわって完成度の高いゲームに仕上げました。
○自由制作
サンプルを見てもらった後は、自由制作の時間です。


◎デバイス体験ラボ



◎初回体験コース


◎成果発表会

◎振り返り

振り返りシートは「初回体験コース」の参加者にも描いてもらっています。経験を自分の言葉で説明する練習として、文字で表現してみることも大切だと考えています。
次回のワークショップは明日です。2日間連続での参加者もいますが、楽しみましょう!
【ちゃーりーからのコメント】
今回のテーマは「そろう」でした。複数のスプライトやクローンを画面上に配置して、位置を揃える、向きを揃える、大きさを揃える、色を揃える、見た目を揃える、など複数の要素を揃えることを目標に作品を制作してもらいました。作品の仕上がりを美しくするための一つの方法として、この「揃っている」状態を作り上げるのはとても効果的です。
サンプル「いろいろな『そろう』」はキーボードを操作することによって画面上のオブジェクトを様々な方法で揃えることができます。X軸方向、Y軸方向の間隔を揃えたり、大きさや大きさの間隔を揃えたり、画面の縁にピタリとつくように位置を揃えたり、オブジェクトの向きを揃えたり、揃えたものをまたバラバラにする機能もあります。さらに、スペースキーを押すと新しいオブジェクトが生成されて、個数が変わっても適切に「そろう」ようにプログラムされています。
「神経衰弱ゲーム」は二枚のトランプをめくって数字が「そろう」とカードを取ることができるゲームです。参加人数や使うカードの枚数を最初に選ぶことができ、その設定に応じてカードが綺麗に「そろう」ようにもなっています。また、タブレットで遊びやすいようにタッチ操作を意識した作りになっています。
表現コースとデバイス体験ラボの自由制作では、位置や形がそろうアニメーションや、スロットゲームが人気でした。中には砂鉄の動きをシミュレーションしてくれた参加者もいました。多くの参加者が「そろう」を通してコンピュータ内部の数値に触れることができたのではないでしょうか。
コンピュータの内部は全てが数値で管理されています。要素を揃えるためにはこれらの数値に着目し、プログラムを組まなければなりません。初めは少し難しく感じるかもしれませんが、この数値に着目できるようになるとコンピュータで出来ることの可能性が一気に広がります。文字やイラスト、形や動きに至るまで、コンピュータ上に表現された全ては数値で出来ているのです。その数値を自在に操ることができれば、コンピュータを自在に操れるようになります。
まずは、「そろう」に着目して、その数値に触れてみましょう。学びは作ることの中にあります。
【じんさんから:デバイスの紹介】
ハードウェア環境 MacbookAir MacBookPro、DFrobot Micro:Maqueen(V3.0)
ソフトウェア環境 Scratch3.0 Custom (Scratch2maqueen) (オンライン)
※ハンディLEDライト、磁石