青年センターでは昨年度より、子ども向けのプログラミング講座を開催しています。
5月17日に行われた講座はたくさんの参加希望者があり、好評をいただきました。
引き続きプログラミング講座を続けていく予定です。 そこで今回、全国的にプログラミング教育のワークショップを行われている阿部和弘先生(青山学院大学講師)にお越しいただき全国での開催の様子や具体的な活動事例を報告していただきます。その後パネルディスカッションで現場の先生たちの意見や保護者の方々の意見をお聞きしながら函館におけるICT教育の現状などざっくばらんなお話合いができたらと思っています。(以上、函館市青年センターのウェブサイトより)
以下「函館市青年センター 活動日記」より
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先日(7/29)に行われました青年センター主催情報教育教育フォーラム
「プログラミングで広がる子どもたちの未来」についてご報告いたします。
今回のフォーラムを企画しました公立はこだて未来大学の原田泰教授です。
青年センターでは小学生向けプログラミング講座を数回実施いただいております。
事例紹介1として阿部和広先生(青山学院大学・津田塾大学非常勤講師)に、
「自分でゲームを作る子どもたち 創造性の道具と機会が子どもたちの視野を
広げる」と題し講演いただきました。
デジタルネイティブと呼ばれる世代の子どもたちの現状や取り巻く環境のこと、
全国の自治体・学校・NPOなどの教育現場で行われているプログラミング教育の
ことについて具体的にご報告いただきました。
事例紹介2として宮田義郎先生(中京大学教授)、ホセ・ロペス先生(UNED教授)
マリア・ゴンザレス先生(UNED教授)達に、
「スペインと日本をつなげた実践 様々な日常をプログラミングで結びつける試み」
と題し講演いただきました。
スペインと日本の小学生が作ったプログラミング作品をお互いにリミックスし新たな
作品にしていくということが行われており、また、ワールドミュージアムという
プロジェクトでは世界の様々な国の子どもたちが参加しお互いの作品を評価しあって
いるということが報告されました。
左から宮田先生、ロペス先生、上芝先生、ゴンザレス先生
上芝智裕先生(中京大学准教授)、原田泰先生も加わり行われたパネルディスカッション
「子どもと学ぶプログラミング」では質疑応答の時間もとられました。
「子どもたちの自発性をどう引き出すか」「授業としての評価の方法」
「教員への論理的な説明をどうするか」など活発な意見交換が行われました。
私自身にとっても非常に勉強になったフォーラムでした。特に印象深かったのは「ものづくりを面白がらない子どもはいない、しかしワークショップが終わるとそれへの興味も失ってしまう」という言葉でした。子どもたちが講座やワークショップで気付いたきっかけや学ぶ面白さを継続していける環境作りを青年センターとしても行っていければと思います。
スタッフ 金浜
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以上