今日はスペシャルゲストをお招きしました。『Why!? プログラミング』のプログラミング監修を担当されている、阿部和広先生(青山学院大学客員教授)と、宮田義郎先生(中京大学教授)です。二人にもサポーターに加わっていただきました。
今回ちゃーりーが用意したテーマは「ふる」です。指を振る(ポケモンの技)、雨が降る、バットを振る、彼女を振る!?…いろんな「ふる」がありますね。ちゃーりーが用意したサンプルプログラムは、ロボットがシェイカーという楽器を降るプログラムと、雪が降って積もるプログラムの二つでした。ロボットのプログラムは、シェイカーを振るだけでなく、ロボットの頭を上下に動かすことができます。
参加者のひとりは、パソコンのカメラを使ったゲーム作りに挑戦しようとしていました。画面の中にはオレンジ色のネコがいて、背景がカメラ映像になっています。背景に映った物の色を検知して、画面のオレンジ色の部分に黒色の物体が触れると、猫が喋るというプログラムです。この機能を使って、腕を振ってゴキブリを倒すゲームを作るんだとか。
初回体験コースは、前半、小休憩、後半に分けてPCの基本的な操作から学んでいきます。
休憩時間には、「デバイス・書籍紹介コーナー」でじんさん(菅原さん)にセンサーや翻訳プログラムの紹介をしてもらいました。スイッチを押すと音楽が流れたり、触れると画面の中のネコが大きくなったり、傾けると画面の中の黒板消しが動いたりなど、様々な種類のセンサーが並んでいます。集まった子どもたちは夢中になって体験していました。
初回体験コースの後半は、ペンツールを組み合わせた複雑な動きをするプログラム作りに挑戦しました。『100歩動かして90度回す』を4回繰り返すプログラムにペンツールを組み合わせると、ネコが四角形を描きます。ネコの動きのプログラムを変えることで、三角形や円など、様々な図形を描くことができました。さらに乱数を使って、ネコに不思議な動きをさせる方法も学びました。
活動の最後には、表現コースの子どもたちから、自分の作品の発表をしてもらいます。
発表会の後は、個別に振り返りシートを記入してもらい、ワークショップは終了です。
WS終了後、はじめに紹介した、パソコンのカメラを使ったゲーム作りに挑戦した参加者にインタビューしてみました。「腕を降ってゴキブリを倒すゲームを作る!という目標を達成することができて嬉しかった。色の判定がうまくいかず苦戦したけれど、『壁が黒いから、白い紙を振ると上手くいくのでは』というアドバイスのおかげで、成功させることができた。」とのことでした。
次回のワークショップは明日開催です。明日もゲストの方々に参加していただきます。お楽しみに!
(文責:ウィンリー)