今回も、初回体験コースははらでぃ(原田先生)、表現コースはちゃーりー(飯塚くん)、デバイス体験ラボのファシリテーターはじんさん(菅原さん)がファシリテーターです。
◎表現コース
○テーマ発表
今回のテーマは「あつい」です。
○サンプル紹介
チャーリーが作った、「あつい」をテーマにした作品例を紹介します。
今回は3つの作品例を用意しました。
炎の動きをクローンを使って再現しました。
太陽光で室内の空気が温められ、上昇するというプログラムです。
カーテンを閉めると太陽光を遮断できます。
ひらがなで日記を書いていくことで、日記帳を分厚くするプログラムです。
過去に書いた日記も見ることができます。
○自由制作
サンプル紹介が終わると、自由制作の時間です。
x軸の動きと、y軸の動きに分解して考えよう
炎を作っている参加者が何人かいたので、参加者同士で教えあってもらいました。
教えてもらったことを生かしつつ、自分なりのプログラムにアレンジして、それぞれオリジナルの炎を作ってくれました。
◎デバイス体験ラボ
デバイス体験ラボでは、micro-bitをScratchに連携させることにチャレンジしました。ノートパソコンの代わりに、RaspberryPiという小さなコンピュータを使っています。
Scratchからmicrobitをプログラムする方法の他に、microbitに直接プログラムすることもできるということを体験してもらいました。
◎初回体験コース
初回体験コースではワークショップ初参加の子どもたちを対象に、Scratchの基本操作を講座形式で一緒に体験していく内容になっています。今回も、たくさんの親御さんが見守ってくれました。
Scratchについては、ネコのキャラクター(スクラッチ・キャット)を回転させたり、画面内を自在に移動させたり、さらには他のキャラクター(スプライト)や背景画と組み合わせて、ストーリー性のあるアニメーション表現を体験してもらいました。
◎成果発表会
ワークショップの終盤は、表現コースとデバイス体験ラボのみなさんが作ってくれた作品の発表会です。パソコンの画面を前のスクリーンに映しながら発表してもらっています。
◎振り返り
最後は、自分の活動を振り返りシートに書き込みます。振り返りでは、どんな表現にチャレンジしたかを自分のことばで具体的に書いてもらうことが大切だと、私たちは考えています。
みなさん、お疲れ様でした。
【ちゃーりーからのコメント】
今回のテーマはひらがなの「あつい」でしたが、サンプルでは熱い、暑い、厚いの3つのサンプルを用意しました。同音異義の面白さも今回のテーマのポイントの一つです。「あつい」は形容詞なので、作品内ではものの見た目やキャラクターの反応によって、間接的にその状態を示さなければなりません。参加者は炎、熱い料理、情熱的な恋心などを作品の中で雄弁に語っていました。中にはうちわで扇ぐ動作で間接的に暑いを表現した作品もありました。 とくに今回参加者の中で「熱かった」トピックは揺らめく炎の動きの再現です。サンプルで示した炎は、プログラミングのコードの長さは短いものの、変数やScratchの機能をふんだんに盛り込んだ複雑なものでした。それでも多くの参加者が果敢にチャレンジしてくれました。炎の再現で使用したクローンという機能はプログラミングらしい表現の一つで、これを使いこなせるようになるとScratchの表現の幅もぐっと広がります。今回の作品をきっかけに様々な表現に挑戦してもらえたらと思います。
【じんさんから:デバイスの紹介】
ハードウェア環境 RaspberryPi3B+20インチモニタ、キーボード、マウス、USB接続Micro;bit
ソフトウェア環境 Rasbian日本語環境、s2mによりScratch2.0オフラインエディタをMicro:bit拡張モードで起動