2019年度 第4回「プログラミングの基本を学ぶワークショップ」が、はこだてみらい館のシアターで開催されました(7/20)。
今回も、初回体験コースははらでぃ(原田先生)、表現コースはちゃーりー(飯塚くん)、デバイス体験ラボのファシリテーターは、じんさん(菅原さん)がファシリテーターを担当しました。
◎表現コース
表現コースの流れは、Scratchについての紹介→「今日のお題」発表→サンプル紹介→自由制作→成果発表会→振り返りです。
このワークショップでは、毎回「なげる」「たまる」「あつい」のような「今日のお題」を出し、それに沿ったプログラムを自由に作ってもらいます。アニメーション、ゲーム、シミュレーション、、、など表現の方法は自由です。
サンプル紹介では、「今日のお題」に沿って様々な表現方法を使ったプログラムを紹介しています。多様な「今日のお題」の解釈の仕方や表現方法を示すようにしています。
自由制作の時間は、大学生のサポートスタッフが参加者一人ひとりの表現活動に寄り添って、アドバイスや説明をします。時には同じテーブルの参加者同士で教え合う姿も見られます。
ワークショップの終盤では、参加者全員に作品発表をしてもらいます。前のスクリーンに参加者の作品を映し出し、制作意図の発表とデモをしてもらいます。自分の作品を言葉で説明する練習は、プログラミングに限らず生きていくためのスキルとして、重要だと考えています。人前で話すのは苦手という参加者でも、構えずに発表できる様な場作りを心がけています。
最後に、振り返りシートを記入してもらってワークショップ終了です。
このワークショップでは、自分自身の言葉でその日の活動=学びを振り返るということも大切にしています。
◎デバイス体験ラボ
デバイス体験ラボは、micro-bitとScratchを連携させた作品制作にチャレンジしてもらいます。
このコースでは、Scratchについての紹介→「今日のお題」発表→サンプル紹介→デバイス紹介→自由制作→成果発表会→振り返りという流れでワークショップを行っています。
サンプル紹介までは表現コースと合同で行い、その後はこのコース独自の活動として、ノートパソコンの代わりにRaspberryPiというコンピュータを使って表現活動を行います。
まずはデバイス紹介として、RaspberryPi、micro-bitの特徴や何ができるかということをサンプルを見せながら紹介します。
デバイス体験ラボも困ったことやわからないことがあったらスタッフがすぐに駆けつけます。画面の中の動きとセンサーや操作方法を連動させて考える難しさがありますが、デバイス体験ラボならではのmicro-bitを使った面白い作品が毎回生まれています。
自由制作の時間が終わると、再び表現コースと合同で作品発表会を行います。
デバイス体験ラボの作品はmicro-bitとコンピュータの画面を両方うつし、操作しているところもみんなに見てもらいます。
そして最後に、振り返りシートを記入してワークショップ終了です。
◎初回体験コース
初回体験コースでは、プログラミング初心者を対象にコンピュータさらにScratchの基本操作を、全員で一緒に順を追って体験していきます。
このワークショップ会場は、表現コース、デバイス体験ラボとの仕切りを作らないオープンな空間として提供しているので、他コースの参加者がどんな表現に取り組んでいるのか、いつでも覗けるようになっています。休憩時間には、他のコースの参加者の活動を「覗いておいで」と促すようにもしています。
初回体験コースに参加してくれたみなさんは、これで基本的なScratchでのプログラミングができるようになりました。次回からは表現コースやデバイス体験ラボに参加して、プログラミングの楽しさを味わうことになります。
会場にはScratchに関連する書籍も豊富に用意しています。アイデアに詰まったら、これらの資料をパラパラと眺めてヒントを探してみるのも良いと思います。
参加人数の制限はありますが、連続して参加していただくことで、やりたいこと・できることが徐々に広がっていくのを実感できると思います。
次回は8月3日。参加をお待ちしております。